期間工の口コミを見ると、どの会社でも必ず出てくるのがきついという内容です。
職務自体がきつかったり、交替勤務という体制がきつかったり、きついと感じるポイントはいろいろとありますが、その反面真面目に続ければ昇給もし貯金も十分可能な額を稼げる仕事です。
どの点がきついのかを知ることで、それでも期間工として目標のためにガッツリ稼ぐか、それとも別の仕事を探したほうが良いかを判断できます。
期間工は体力的にきつい
期間工がきついと言われる一番の理由は、体力を消耗するからです。
多くの工場で2時間に1回休憩があるとはいえ、立ち仕事で集中を強いられるのはそれだけでも消耗します。
それにさらに拍車をかけるのが、昼勤と夜勤を繰り返す交替勤務です。
週ごとに昼勤と夜勤が入れ替わるので、たとえ工場勤務の経験があっても常時昼勤だった場合にはコロコロ変わる生活リズムに適応するのが一苦労でしょう。
製造業の現場も未経験で交替勤務の経験もないまま就業した場合は、ただでさえ体力を使う仕事に生活リズムの変化による疲労のダブルパンチで、最初の数ヶ月間は体調を崩しやすくなります。
このきつさで、最初の更新をせず辞めていく期間工も多いほどです。
体力的なきつさが少しマシになるのは、自分なりの生活リズムの切り替え方を身につけたときです。
週末をどのように過ごすかによって、月曜日の始業までにリズムを切り替えて前の週の疲労を取れるかが決まりますから、食事の時間と就寝時間を考えて過ごすことが大切です。
期間工は精神的にきつい
期間工の仕事はメンタル的にもきついです。
限られた時間の中でより多くの台数を生産し、しかも不良品はゼロにしなければなりませんからスピードと正確さの両方でプレッシャーを受けます。
もちろん職場では別の期間工や正社員も同じ仕事をしていますから、全く経験がない場合でもそこで教えてもらえます。
しかし不良を出した場合最悪ユーザーの生命にも関わるような事態にもなりかねませんから、正確さの面でプレッシャーがかかるのは仕方がないでしょう。
また、自分で考えて仕事を編み出すよりもいかに速く正確にこなすか、いわば機械の歯車のひとつになることが求められますので考える仕事が好きだとミスマッチになる可能性があります。
ただ正社員で働くことを目標とするのではなく、自分の別の夢や目標のために貯金するために期間工をめざすのなら、割り切りも必要です。
まとめ
期間工は体力的にも精神的にもきつい仕事ですが、就業した月から多い場合月収30万円以上を狙えますので自分の夢のためにお金をためたいという願いに見合った職業ともいえます。
そのきつさの最大の理由は生活リズムを週単位で切り替えることによる疲労です。
期間工に応募する前にその会社の就業時間をあらかじめ見ておいて、どのようにリズムを変えるかのイメージを作っておくといざ採用されたときの戸惑いも少ないですし、期間工の生活への適応も早くなるでしょう。